帰宅

 子供さんと話をしていると、ときどきはっとしたり、面白く思ったり、そんなことがしばしばあります。子供は無邪気で純粋な考え方をしているからでしょうか。
今日もそういうことがありました。
子供A : 今日は、お父さん、早く帰ってくるんだ。
私  : ん?何で?
子供A :今日、お父さんは、いつもより早く仕事に出かけたから、きっと早く帰ってくる。
なるほど、早く出かけたから、早く帰ってくると思っているようです。とすれば、朝遅く出かけたら、帰るのも遅くなっちゃうんでしょうか。 
 私もできるだけ早く帰宅したいと思っていますが、仕事の都合で遅くなることもしばしば。我が子が小さい頃、ただいま、と帰ると、おとうさーん、といって喜びいっぱい、うれしそうに、玄関口まで走り寄ってくれていました。先ほどの子供さんも、おそらくそんな感じでお父さんの帰宅を待ちわびているのでしょう。
 ところで、最近我が家では、私が帰っても、あまり反応なし。寝てるか、勉強している(ふりをしている)か。とりあえず、お帰りなさい、と言ってくれるだけ。玄関口までお出迎え、なんてことは、ここ最近ありません。
 それにひきかえ、我が愛犬のうれしいこと。嬉しそうに、ちぎれんばかりに尻尾を振って迎えてくれます。そうそう、最近我が家に、子猫が居着いてしまいましたが、彼も、喜んで足にじゃれついてきます。ただ、じゃれつくというよりは、むしろ噛みついてきます。ちょっとばかし痛いんですが、これも子猫なりの歓迎です。
 子供が冷たくなった分、犬猫の存在が大きく感じられる今日この頃です。