暖気運転

 このところ、ガソリンが高くなっている。
ということで、先日新聞に、エコノミー運転の記事が載っていた。いかにガゾリンを節約して運転するか、という記事です。その記事のなかに、こんな記述が。
 最近の車は、暖気運転が必要ありません。
なに?暖気運転しなくていいの?しらなかった。でも、うちの車は、寒い時は発車前にしばらくエンジンをかけておかないと、力不足のようで、ぶるんぶるん、って感じで、エンジン止まりそうなんだけど。ということは、我が愛車は、最近の車ではないということか。そういえば、もう十年は乗ってるからな。朝、駐車場でエンジンを前もってかけている車は、十年選手ってとこなんでしょうか。
 私が初めて車を運転しだした頃(二十数年前)は、チョークとか言うのがあって、寒い日にそれを引っ張らないと、エンジンがかからなかった。あれはいったいどういう仕組みだったのでしょう。ガソリンの噴出量の調整かな?また、しばらく乗らなかったら、バッテリーがよく上がってましたっけ。開けた窓がしまらなくなってしまうなんてトラブルもありました。ほんま、手のかかる車でした。安い中古車買ったからな。蹴飛ばしたくなることもありましたっけ。
 ところで、最近は、ドライブレコーダーとかいうのがあるそうです。つまり、大きな衝撃等が車にあった場合、その前後の一定時間の状況(画像)を、記録しておくための装置だそうです。飛行機が墜落したときによく話題になるフライトレコーダーの、車版というわけです。
 事故があった場合、これがついていれば、原因の究明に大きな役に立ちそうです。また、事故を未然に防ぐ効果も指摘されているそうです。つまり、レコーダーが常に監視しているから、運転者は無謀な運転や信号無視をしなくなるだろう、という期待です。人間が車を運転するのですが、その運転している人間を、車(の装置)が監視する、という変な時代になってきそうです。
 この人間は荒いな、事故起こしそうだな、点数にすると70点だ、なんて機械が判定する時代になるかもしれません。そのうち、このレコーダーを装着するのが、例えば自動車保険に入る条件になったりするのではないかとも思いますが、さて、どうでしょうか。機械が、人を判定する時代になってくるかもしれません。車に監視される時代になる。車を蹴飛ばしたくなることもあるかもしれませんね。