ある最先端?の光景

 ある日のテレビに映し出された、とある会社の会議室の光景。
 会議に臨んでいるメンバー、それぞれ、眼前にノートブックパソコンが鎮座している。おそらく皆さん自分のパソコンなんでしょう。最近は、社員1人に1台、パソコンを支給している会社も珍しくはないようだ。
 パソコンでいろいろ仕事をしているので、当然データはその中に入っている。いちいちプリントアウトせずに、コンピュータを持ち歩けばよい。リアルタイムに更新できるし、ペーパーレスだから、地球にも優しい(かもしれない)。
たぶん、そのような理由で、会議には自分のパソコンを持ってくるべし、とでもなったのでしょうか。
 ここで不思議な光景が二つ。
 まず一つは、発表者が、パソコンの画面をみて発言をしている、ということ。他の出席者の顔を見ていない!これでは人を説得できないのでは?もしかして、画面に、出席者の顔がリアルタイムに映るようになっているのかな?そうだといいんだけど。これは最先端だ。
 もう一つ。それぞれのコンピュータが、スタンドアロンではないか、との疑念が生じた。少なくとも、有線ではつながっていないように見受けました。最近は、無線LANがありますので、コードでつながってなくとも、実は接続していることがありますが、さて、どうなんでしょう。
 その件につきましては、データができてますので、後ほどメールで差し上げます。
と或る出席者の発言。すぐ送ればいいんじゃない?クリックすれば、一瞬のはず。やっぱりつながってない。

 パソコンのおかげで、飛躍的に生産性の向上が得られる、とは一般論。使いこなせていないことも多い。
CPU性能は数年前に比べて飛躍的に向上している。仕事のはかどりも、飛躍的に向上している?かも。かえって、雑用がふえちゃった?

私のパソコンは、時々へそを曲げる。治すのに手間がかかる。やれやれ。