ほととぎす と ルリタテハ

nanbadental2004-10-07

 ほととぎすが花盛り。
 我が家の庭で真っ先に朝日が当たる所を、ほととぎすが陣取っている。今年はかなり茂っている。例年、ルリタテハの幼虫がつき、葉っぱがごっそり食害されてしまうのだが、なぜか今年は、幼虫がつかなかった。
 幼虫を生かすか、ほととぎすを生かすか、いつも難しい選択を迫られるのだが、今年はそんな難問に遭遇しなかった。ほととぎすは喜んでいるだろうが、私はなにか寂しい。幼虫を何頭か生かしておき、どこで蛹化するか、探すのも楽しい。今年はその楽しみがない。
 今年は幼虫にお目にかからずじまいか、と思っていた。うれしいことに、今日、職場近くのあるお宅のほととぎすで、一頭みつけた。それにしても、この毒々しさは。黒を基調に朱色の編目模様、黄白色の長い棘。いつ観てもはでなやつ。成虫になって出てくる、あの美しいブルーはどこに隠しているのだろうか。