トナーがきれた

 仕事がたくさんたまってしまった。その中に、明日までにしなければならない仕事が一つ。別に難しいものではない。ただ単にコンピューターを操作し、印刷すればよいだけ。データはすでにそろっている。なんのことはない、月に一回行う、簡単ないつも通りのワンパターンの仕事。だからぎりぎりまでほっておいたのだ。ところが、いざ仕事を始めると、まもなく
トナーエンド カートリッジヲコウカンシテクダサイ
 途中で、レーザープリンターのトナーが切れてしまった。まずい。予備のトナーは準備していない。明日までにしなければいけない仕事だ。しかも、時計をみると時間は、すでに午後十時を回っている。いますぐにトナーを調達できる訳がない。さあ、困った。
 困ったところで、やむを得ない。仕方なく、インクジェットプリンタで代用だ。印刷品位はとくにこだわらないので、どっちのプリンターで印刷しても良いのだが、時間がかかりすぎる。やっぱり、とろい。インクジェットプリンタで大量のプリントアウトなんて、やはり荷が重い。でも仕方ない。背に腹は代えられない。とろいインクジェットとともに、延々と長い時間の経過を待つ。ああ、もっと早めに、ゆとりをもって、しとくべきだったんだ。そうすれば、トナーがきれても調達できたのに。いまさらながら、反省する。
 仕事はぎりぎりまでほっておかずに、早めに済ましておきましょう。
 ところで、トナーが一本3万円。これでまたがっくり。