英語を日本の母国語に

 新聞を読んでいたら、次のような見出しが
漢字弱い中学生、正答率は、27.8%
日本経済新聞です(1/16)。
 中学校の生徒は、習った漢字のおよそ3割しか書けないとのこと。これは驚くほど少ないのではないでしょうか?野球じゃあるまいし、今の中学生は3割そこそこで満足しているようです。
 中学校に上がったら、英語が新教科として登場してきますが、それどころじゃない、といった調査結果ですね。母国語の漢字が満足に書けない、読めない中学生が英語を勉強して、どのような意味があるのでしょうか。
 我が息子が通っている小学校(中学校ではありません)でも、英語の授業があるようです。まだ新聞が満足に読めない(漢字が多いから)のですが、英字新聞でも読ませようと考えているのでしょうか。子供たちが朝日新聞や読売新聞を読むよりは、NEWS WEEKや、STREET JOURNALでも読んでほしいとの文部科学省の考えかもしれません。
 明治時代にあった、ある極論を思いだしました。英語を日本の母国語にしよう。
漢字の読み書きができなくても、英語ができればOK。もしかして、文部科学省はそう考えているのでしょうか?
 最近の政治の流れは、日本を米国に売るような政策である、とある方がおっしゃっていました。
 なるほど。どこの国も、他国を占領すると、まず、被占領国の言葉を、占領国の言葉にかえますよね。
 母国語の語彙力の低下をかまわず、英語(米語)の学習を低年齢から開始する。これは、もしかして、占領政策なのでしょうか?そういえば、我が国には、米軍の基地があります。日本人の食生活の安全よりも、米国の畜産業者の儲けを優先するような政策が先日あった、とも言われております(真実は解りませんが、そうとられても仕方のないような)。
 第三国からみた場合、どう考えても、日本は、被占領国のような?