小は大に追いつくか?

 先日の新聞に載っていた。あるメーカーが、一本315万円のスピーカーを発売するそうだ。プロ向けではなく、一般向けだそうだ。二本で、630万円なり。私はオーディオにはあまり詳しくないのだが、たぶんスピーカーってのは、少なくとも二本が必要ですよね?
 以前から聞いていたが、オーディオは、凝る人は凝るそうだ。スピーカーだけでは音は聴けないので、このスピーカーに相応しいアンプや、その他もろもろをそろえると、とんでもない額になりそうだ。たぶん高級オーディオというのは、狭い部屋で聴くものではないと思うので、大きな部屋も必要となる。もちろんその部屋には、箪笥や机なんかあっては興ざめですよね。というわけで、購入層は限られていますよね、たぶん。いったい、どんな音が聴けるのか、興味深いところである。私は今まで、このような高級スピーカーというのは聴いたことはないし、そもそも見たこともない。一度、聴いてみたい。
 実は、このところ、Macにつなげるスピーカーが欲しいと思い、いろいろと調べているところである。そういうこともあり、この記事に目がいったのだ。
 ボーズのマイクロミュージックモニター(M3)というのに興味を抱いているところである。幅わずか64mm、高さ122mmと極小ボディで、価格は、5万円程度。本格オーディオを凌駕する迫力あるサウンドだという。ある方のレビューに、『まるで、1000万円のオーディオセットの精巧なミニチュアを聴いているよう 。』とあった。これがほんとなら、万歳だ。幅や高さは、先ほどのスピーカーの約十分の一、値段は、約120分の1。我が部屋で聴くには、この大きさがちょうど良さそうだ。値段の方も許容範囲である。
 ところで、このM3のレビューに、『歌手が目の前で歌っているようだ。』というのもあった。これは凄い。5万円で、歌手が目の前にいるようなら、630万円なら、歌手が飛び出てくるのだろうか?やはり、一度、聴いてみたい。